かたファクトリー

絵を描いたり、おさいほうをしたり、DIYやったり、曲つくったり。 趣味で色々つくった物の制作日誌です。

10年以上前にデザインしたフライヤーをリメイクしてみよう!! のやつ!!!!

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どうも、かたです!!

 

今回はですね、昔のデザインをリメイクしてみようっていう、巷でイラストレーターさんとかがよくやってるあれをですね、わたしもやってみたっていう感じのやつです!

 

昔ね、「ほぼ日刊イトイ新聞」で奈良美智さんが、糸井重里さんとの対談で言ってたんですよね。

 

二十歳のとき描いたものを、
自分が25歳だったらぜんぶ消しちゃうよね。
30歳でもぜんぶ消しちゃう。
でも、二十歳のときの絵を、
40歳の自分だったらうまく直せると思う。
30歳のときは10年前の自分の若さが
恥ずかしくて許せないと思うけど、
40歳になったら、それを残して、
違うところをいじることができると思う。
いま、ぼくはもう50歳だから、
いくらでも直せる(笑)。
いい感じに直せて、完璧なものに近づいていく。 

 

引用元:ほぼ日刊イトイ新聞 - NOWHERE MAN IN THE SPACESHIP

 

って。

 

これ、はじめに読んだ時はわたしも20代の半ばくらいで、今回リメイクする元のフライヤーを作ってすぐくらいの頃でした。

で、その時は何となく「素敵な話だなあ」と思っただけだったんですが、今、わたしももう38歳ですよ。はたと20代の時に制作したものを見ましたらですね、「あ、あのとき奈良美智さんが言ってたのってこういう感覚かな」と、ちょっと実感として分かったような気がしましてね。

なのでもう、これはやるしかないぞ、と、今回の作業に取り掛かった次第でございます。

 

まあ、奈良さんみたいに立派なものは今も昔も作れてないんですが、それはさておき、はりきっていきましょう!

 

今回リメイクする元の作品はこちら

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・・・・・はい。

なんというか、うーん、びっくりする位汚いですね。

 

自分でやってたバンドのライブ告知のフライヤーなんですが、確か初めてデジタルで着彩した作品のような気がします。

着彩っていうか、何か色で汚しただけ、みたいになってますけども。。。

 

でもね、何か不気味なものを描きたかったんだとは思うのですよ。その気持ちだけはね、当時の自分を認めてあげたい。

特に右下のエスカルゴちゃんなんかね、なんてキュートなデザインでしょう! 今でもわたし、大好きな子でございますのよ。

 

まあ、無理矢理褒めてみましたが、直すところは多いです。

このフライヤーの修正したいと思ったところと、そのまま残したいと思ったところは下記のとおりです。

 

この作品の修正したいところ

  • 汚い
  • がちゃがちゃしていて視点が定まらない
  • 文字が読めない
  • 人物のデッサン
  • ランタン持ってる人の服装の装飾が過剰

 

この作品の残したいところ

  • ベースのキャラデザ
  • 不気味な雰囲気
  • 構成

 

こんな感じでしょうか。

これを踏まえて、さあ、レッツリメイク!

 

リメイク後の作品はこちら

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どうでしょう?

 

いやー、だいぶ変わってしまいましたね。

まあ、元が元なので仕方ねえです。

でも、何が描いてあるのかが分かりやすくなったし、全体的にまとまったし、何かランタン光ったし、よくできたのではないでしょーか。

 

あと、わたくし本業は一応グラフィックデザインをやってるんですが、デザイナー目線で一番「よくやった!」と思う修正点は、文字がちゃんと読めるようになったところですね!

元のフライヤーでは、何月何日にどこでやるのか、お知らせする気が微塵も感じられない、狂気じみた仕上がりでしたが、修正後のものは、フライヤーとしてきちんと機能するものになったかと思います!

あと、元のフライヤーには、連絡先みたいなのがどこにも書いていなかったので、それも何となく追加しておきました。

 

ちなみに、イラストはPhotoshopで書きまして、文字の配置はIllustratorでやってます。

 

イラスト部分は、メイキング風のGIFも作ってみたので、よろしかったらどうぞ!

 

イラスト部分メイキング風GIF

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厳密には、ちょこちょこ色調整したり、位置調整したり、描いたり消したり色々諸々やりましたが、まあざっくりこんな流れで仕上げました。

 

いやあ、自分的にはなかなか大仕事でしたねえ。

誰からもお願いされていない作業なだけに、言い訳がきかないし、締め切りなんかもあるわけないから、いつまでもどこまでも手を入れられるので。

 

でも、めちゃくちゃ楽しかったです!

また10年寝かせて、ほじくり返したいな、と思っております!

 

と、いうことで、今回はこれにて。

ではまた!